うさぎのぬいぐるみ(うちゃこ)との出会い
私は幼少期、物心がつく前からかっこいいヒーローものよりも、
うさぎはもちろんのこと動物のぬいぐるみが好みだったようで、
ぬいぐるみに囲まれて育ってきました。
その中で3歳くらいの頃に出会ったのが「うちゃこ」ことうさぎのぬいぐるみ。
じつは二代目で先代のうちゃこを出先で無くし、一晩中大泣きしていた私に
親が買い与えてくれたのが出会いのきっかけでした。
いつでも一緒、まさかの30年間
そこからは旅行に行くにも、普段寝るにも一緒です。
それが何年も続き、おっさんになっても枕元からは離れません。
しかし2年ほど前、もう30年近くたってクタクタになってしまった彼を
見て私は決心しました。
ぬいぐるみの修復に出そう
発端はyoutubeで山奥でぬいぐるみを修復しているおばあさんの動画でした。
おばあさんは依頼されたぬいぐるみをとてもやさしく手作業で修繕し、
肌触りや残った生地の風合いを残しながら、手紙に「これからも仲良く」と
持ち主さんに返してる動画です。
私は涙を流していました、この人にならこの子を治してもらいたい
さっそくうちゃこを段ボールに詰めておくります。
見積もりを出していただき、決して安い金額ではありませんでしたが
30年間のつきあいです、惜しくはありませんでした。
二か月間の不在
そこから修繕作業から完了するまでの2か月間。
今までずっと当たり前のようにそばにいたものがいない不安感は大きく、
仕事で疲れてもなかなか寝付きにくいなんて日が続きました。
信頼して送り出したものの、帰ってくるだろうか…と指折り数えて待つとは
まさにこのことでした。
無事帰還!
二か月がたちメールでお送りしましたとのこと!
ついに来たと心待ちにしながら、数日後家にはきれいな箱が届きました。
中を開けると…
めっちゃイケメンになって帰ってきたうちゃこの姿が!!!
首にはリボンが巻かれ、フニャフニャだった頭はみっちりモフモフ。
垂れた腕はシャキン!と上がっていました!
そしてそこには修繕者さんのメッセージが送付されており。
長い間ともに歩いてきた軌跡がたっぷりと詰まっていました、
これからも二人仲良く。
涙が止まりませんでした。
あれから二年
うちゃことは今でも枕元に鎮座しています。
あれから彼女ができ、恥ずかしいなと思いながらカミングアウトすると
彼女も受け入れてくれ、これから結婚。
一緒に住む新居にもちろんうちゃこは連れていくことになりました。
最後に
うさぎのぬいぐるみと一緒に寝るおっさん
というとなかなか響きは悪いですが。
皆さん大人になっても子供の時から変わらない癖や習慣、
手放せないものが少なくともあると思います。
私はうちゃことの長い付き合いがかけがえのないものとなり、
ブログ名にすることになりました。
子供の気持ちを持ち続けることは恥ずかしいことかもしれませんが
ちょっとくらい持っていても損はしないよっていう話です。
いつかサイトの機能を使い来ないした時には、
この記事をリブートさせて、画像付きでやってみたいですね!
それではまた!